Pearl Guideパールとは?
Born of the sea, raised by the shell.
真珠は、貝が自らの体の中で、長い時間をかけて育てる宝石です。
人は昔から、自然が生み出すものに心を惹かれてきました。削って整えた完璧さではなく、海と貝と時間が作り出す、ひとつとして同じもののない美しさ。
真珠に魅了される理由は、そこにあるのかもしれません。

The Allure of Pearlsパールの魅力
きらめくのではなく、幾重にも重なった真珠層の奥から、にじむように輝きます。この光は「テリ」と呼ばれ、真珠の価値を決める大切なもののひとつです。
貝の中で育ったものだからでしょうか。真珠は肌の色に自然になじみ、顔まわりをやわらかく明るく見せてくれます。
古くから「月のしずく」とたとえられ、6月の誕生石として、花嫁の宝石として大切にされてきました。人生の節目に寄り添い、世代を超えて受け継がれていく宝石です。
それこそが本物の証
真珠は、粒ごとに色や形、大きさが少しずつ違います。
ひとつひとつ表情の違った美しい真珠は、人の知恵と貝、そして海とが作り出す、最高のコラボレーション。
オハラパールでは、デザインに合わせて、真珠の良さを最も引き出す個体を、ひと粒ずつ丁寧にセレクトしています。
真珠ができるまでBirth of a Pearl
貝の中に核を入れると、貝はそれを包むように真珠層を重ねていきます。
薄い層が何百、何千と重なることで、真珠ならではの深い光沢が生まれます。
核を入れてから収穫まで、アコヤ真珠でおよそ1年から2年。
海の中で静かに育ちます。
現在の真珠のほとんどは養殖ですが、真珠層を重ねるのはすべて貝の働き。
養殖でも、同じものはひとつとしてありません。
核入れから収穫までの歩みは、写真とともにアコヤ真珠ができるまでをご覧ください。
品質を見分ける4つの要素Quality
真珠の良し悪しは、この4つのバランスで決まります。
「巻き」とは、真珠の核の表面を覆っている真珠層の厚さのことで、一般的には巻きだけで見た場合、厚いほうが真珠の耐久性という観点からも良いとされています。
「テリ」とは、真珠の輝きのこと。輝きの鈍いものより、強い輝きを放つものが良質とされており、それは巻きの厚みや厚さの均一性、透過性などにより変わります。
パールは、貝が作り出す自然の恵みです。ひとつとして同じものがないため、個体によって「エクボ」と呼ばれる小さな凸凹があります。それにより、自然のやさしい風合いが生まれます。
アコヤ真珠の色は、様々な色の真珠層の重なり合いにより、深い輝きを生み出します。一方白蝶真珠は特にエキゾチックな印象を与える色合いが多く、黒蝶真珠はグレー、黒、青、緑、紫など、多彩な色合いが特徴です。オハラパールでは、色に深みのある個体を厳選して使用しています。
一粒ずつ選び抜いたパールのジュエリーを、
どうぞご覧ください。
Pearl Typesパールの種類
真珠の個性は、どの貝が、どの海で育てたかで決まります。
オハラパールが扱う4つの真珠と、とりわけ個性的な真珠を、産地・大きさ・色・選び方とともにご紹介します。
横に長い写真(21:9)
アコヤ真珠は、日本を代表する真珠です。1900年代初頭、日本で世界に先駆けて真円真珠の養殖に成功して以来、「真珠といえばアコヤ」と言われるほど、世界中で親しまれてきました。
アコヤ貝は、ほかの真珠貝に比べて小さく、育つ真珠も小ぶりです。その代わり、真珠層が薄く、緻密に、幾重にも重なります。この重なりが光を複雑に反射し、アコヤ真珠にしかない繊細で深いテリを生み出します。真円に近い粒が多いのも特徴で、冠婚葬祭から日常使いまで、最も長く、最も広く愛されてきた真珠です。
三重県の伊勢志摩をはじめ、愛媛、長崎など、穏やかな内湾で育てられます。核を入れてから1年から2年、冬の冷たい海で真珠層が締まり、テリの良い真珠が生まれます。
How to Choose- テリ表面に映る光の輪郭がはっきりしているほど良質。顔を近づけて、映り込みの鮮明さを見ます。
- 巻き真珠層の厚さ。厚いほど丈夫で、深みのある色になります。
- 色ホワイト系にほんのりピンクが差す「ホワイトピンク」が最も人気。肌の色に合わせて選びます。
- 大きさ7〜8mmが標準。9mm以上は採れる数がごくわずかで、希少です。
巻き・テリ・キズ・形・色のすべてが最高級と認められたアコヤ真珠。真珠科学研究所などの鑑別書が付きます。
染色でブラックやグレー、ゴールドなどの色を加えたアコヤ真珠。天然色に比べて手頃に、色の違いを楽しめます。
天女・花珠などの最高グレードから、9mm以上の希少な大珠まで。真珠検定を取得したスタッフが、お客様の肌の色やご用途に合わせて、一粒ずつご提案します。
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黒蝶真珠は、南太平洋のタヒチ(フランス領ポリネシア)のラグーンで、黒蝶貝が育てる真珠です。「黒真珠」と呼ばれますが、その色は単純な黒ではありません。グリーン、グレー、ブルー、パープル、ブラウン。黒を基調に、ひと粒ごとに違う色が重なり、角度によって表情を変えます。
中でも、緑と赤紫がひとつの粒の中で重なる「ピーコック」は、孔雀の羽にたとえられる最も人気の高い色です。染めではなく、貝が生み出した自然の色であることが、黒蝶真珠の価値の根本にあります。
黒蝶貝は大きく育つため、真珠も8mmから14mmと大ぶり。存在感がありながら、肌になじむ深い色は、年齢を問わず日常に取り入れやすい真珠です。
How to Choose- 色まず「どの色が好きか」。ピーコック、グリーン、シルバーグレー、チョコレートなど、好みで選んで良い真珠です。
- テリ黒蝶真珠は、テリが良いほど色の深みが際立ちます。暗い色ほどテリの差が出ます。
- 形真円は希少。しずく形やバロックも、黒蝶ならではの魅力として人気があります。
- 大きさ9〜11mmがネックレスの標準。ピアスやリングは8〜10mmが使いやすい大きさです。
タヒチパールの魅力を広めた企業に贈られる「タヒチパール・セールスアンバサダー」に、2024年から3年連続で認定。入札会で直接買い付けた、色の深い個体を取り揃えています。鑑別書付きの黒蝶真珠は、公式Instagramで随時ご紹介しています。
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白蝶真珠は、オーストラリア、インドネシア、フィリピンなど、南の温かい海で白蝶貝が育てる真珠です。真珠貝の中で最も大きな貝から生まれるため、真珠も最も大きく育ち、10mmを超える粒が珍しくありません。
真珠層が厚く、光がゆっくりと内側から返ってくるような、やわらかで上品な光が特徴です。貝の縁(リップ)の色によって、銀色の縁の貝からはホワイト・シルバー系が、金色の縁の貝からはゴールド系が生まれます。
大粒でありながら主張しすぎない光は、フォーマルな場面で特に映えます。一粒のペンダントやピアスで、存在感と品の良さを両立できる真珠です。
How to Choose- 色ホワイト、シルバー、ゴールド。ゴールドは色が濃いほど希少とされます。
- 大きさ同じ品質なら、大きいほど希少。11mm以上から存在感がはっきり変わります。
- テリ白蝶真珠のテリは「やわらかさ」で見ます。ぎらつかず、奥から光るものが上質です。
- 形真円は希少。しずく形やバロックは、白蝶の大きさを生かした一点ものとして人気です。
白蝶真珠は入荷の数が限られるため、オンラインストアには常時掲載していません。新しく入荷した真珠は公式Instagramでいち早くご紹介し、DMでのご相談から、お好みに合わせたジュエリーにお仕立てすることもできます。
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淡水真珠は、海ではなく湖や川で、イケチョウ貝などの淡水の二枚貝が育てる真珠です。かつては日本の琵琶湖が主な産地でしたが、現在は中国で養殖されたものが大半を占めます。
多くは核を入れず、貝の組織の小片だけで育てる「無核」の真珠。そのため、真珠全体が真珠層でできていて、形はライス、ドロップ、コイン、ボタンと実にさまざま。色も、ホワイトのほか、ピンク、オレンジ、パープルなど、貝が持つ自然の色がそのまま現れます。
近年は養殖技術が進み、大粒で真円に近いものや、強いテリを持つものも増えています。やさしい色合いと手頃さで、初めての真珠や、日常使いの真珠として気軽に楽しめます。
How to Choose- 形形の自由さが淡水真珠の魅力。デザインに合った形を楽しんで選びます。
- 色ピンクやパープルは天然色のものと加工されたものがあります。気になる場合はお尋ねください。
- テリ無核のため、テリの良いものは全体が光るように輝きます。
- 大きさ4〜8mmが中心。10mmを超える真円に近いものは希少です。
オハラパールの淡水真珠は、ごく一部を除き日本国内でお仕立てしています。色と形の個性を生かした、気軽に楽しめるジュエリーをご用意しています。
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ケシは、人が核を入れていないのに、貝の中で偶然できた小さな真珠です。養殖の途中で核が外れたり、貝が異物に反応したりして生まれるため、狙って作ることができません。名前の由来は、その小ささを「芥子(けし)の実」にたとえたことから。
核がなく、全体が真珠層だけでできているため、テリが強く、独特のやわらかな光を持ちます。形は不定形が多く、ひとつとして同じ粒はありません。
アコヤ、黒蝶、白蝶、どの貝からも生まれ、貝の種類によって色も大きさも変わります。小さな粒を集めたデザインや、さりげない一点ものに向いています。
How to Choose- 光真珠層100%のため、小さくても光が強いのが良いケシ。ぎらつきではなく、やわらかい輝きを見ます。
- 色黒蝶貝のケシはグレーやグリーン、白蝶貝のケシはシルバーやゴールド。貝の色がそのまま出ます。
- 使い方単体より、数粒を集めたピアスやブレスレットに。ほかの真珠との組み合わせも楽しめます。