アコヤ・南洋(白蝶)・タヒチ(黒蝶)・淡水の違いを3分で|用途・サイズ・価格の早見表

アコヤ・南洋(白蝶)・タヒチ(黒蝶)・淡水の違いを3分で|用途・サイズ・価格の早見表

種類 母貝 サイズ目安(一般) 主な色味 見た目の印象 ネックレスの価格感(目安)* 向いている用途

アコヤ真珠

(Akoya)

アコヤガイ

2–10mm(10mm超も)

ホワイト〜クリーム

ピンク系

シルバー系

きめ細かい “テリ”で上品 数万円台〜
高品質は十万円台〜
フォーマル全般、ブライダル、日常のきれいめ

白蝶真珠

(南洋/South Sea)

白蝶貝 8–15mm(16mm超も)

シルバー系/ホワイト

ゴールド

大粒でリッチ、気品と存在感 十万円台〜
大粒高品質は百万円台〜
セレモニー、エグゼクティブ

黒蝶真珠

(タヒチ/Tahiti)

黒蝶貝 8–15mm(16mm超も)

グリーン

グレー

ピーコック

モードで個性的、 男女兼用◎ 十万円弱〜
色・テリ良好は数十万円台〜
パーティ、モードカジュアル、 メンズ

淡水真珠

(Freshwater)

イケチョウガイ等 3–15mm(16mm超も)

ホワイト

ピンク

パープル

可憐でバリエ豊富、コスパ良 数万円台〜 普段使い、重ね付け、ギフト

* 価格感はサイズ・マキ・テリ・キズ・連の揃いで大きく変わります。店頭で現物比較が安心です。

 

種類別の特徴と選び方

アコヤ真珠 — 強いテリが特徴の日本の王道。フォーマルから日常まで万能

  • 特徴:日本の澄んだ海と繊細な技術が育んだ、世界に誇るジュエリー。その魅力は、幾重にも巻かれた真珠層から生まれる、凛とした輝き(てり)。透明感のある光沢は、ひと目で上質とわかる美しさで世界中の女性たちを魅了しています。小粒ながらも存在感があり、フォーマルにも日常にも自然になじみ、身につける人の内なる美しさをそっと引き出します。上品な自信と優しい華やかさを纏わせてくれる、大人の女性にふさわしい永遠のマストアイテム。

  • 色・サイズ:ホワイト〜ピンク系で肌なじみ◎/主力は7–8mm

  • おすすめ:初めての一本、ブライダル用、就職・昇進など節目の贈答。

  • 代表アイテム:アコヤネックレス/一粒ペンダント/ピアス

白蝶真珠(南洋)— ホワイト&ゴールド。大粒の気品

  • 特徴:オーストラリア・フィリピン・インドネシアなどの温暖な海域で育つ白蝶貝から採取されます。サイズは大きく、真珠層の厚みもしっかりしているため、堂々とした存在感と深みのある輝きを放ちます。ホワイト系は絹のような滑らかさと優雅さを兼ね備え、ゴールド系は華やかさと格式を感じさせるため、ブライダル・パーティーシーン・フォーマルウェアとの相性も抜群です。

  • 色・サイズ:ホワイト系(シルバーリップ)/ゴールド系(ゴールドリップ)。10–13mmが主流。

  • おすすめ:特別な日の一本、存在感重視、フォーマルの格上げに。

  • 代表アイテム:ピアス/白蝶ネックレス/ゴールドペンダント


黒蝶真珠(タヒチ)—幻想的な色合いと存在感。モードに映える

  • 特徴:黒蝶貝という黒みがかった大型の貝から生まれる南洋真珠で、特にタヒチを中心とするフランス領ポリネシアで多く養殖されています。黒といっても実際の色は一色ではなく、ピーコックグリーン・グレー・パープル・ブルー・グリーン・シルバーなど豊富で、光の加減や角度で変化する奥深い輝きが最大の魅力です。男性にも似合うユニセックスな印象で、洗練された現代的な装いにもマッチします。グリーンやピーコック(緑×赤の干渉色)が人気。メンズにも好相性。

  • 色・サイズ8–12mm中心。色幅が広いため“連の揃い”が価値に直結。

  • おすすめ:個性派、モード好き、スーツやモノトーンコーデのアクセント。

  • 代表アイテム:ピアス/タヒチネックレス/メンズ向け一粒

淡水真珠 — バリエ豊富&価格控えめ。普段使いの強い味方

  • 特徴:湖や川で養殖されるイケチョウ貝などから採取されます。中国を中心に広く生産され、色・形・サイズのバリエーションが豊富です。丸い球形に限らず、楕円やしずく型、バロック(不規則)形など、自然な形の魅力を活かしたデザインが楽しめます。また、1つの貝から複数個の真珠を採ることができるため、他の真珠に比べてリーズナブルで、ファッション感覚で手軽に取り入れやすいのも魅力のひとつです。

  • 色・サイズ:ホワイト〜ピンク系/主力3–5mm。多連やステーションで軽やかに。

  • おすすめ:デイリー、レイヤード、ギフト・お土産。

  • 代表アイテム:淡水パールネックレス

 


 

目的別・失敗しない選び方

  • ブライダル・フォーマルアコヤ 7.5–8mm/ホワイト系

  • “格”と存在感を出したい南洋(白またはゴールデン)10–12mm

  • モードやメンズでキメたいタヒチ 9–11mm/ピーコック〜グリーン系

  • 毎日気軽に・重ね付け淡水 3–5mm/ステーションや一粒

迷ったら肌色・髪色との相性を店頭で確認。イエベにはゴールデンやピンク系、ブルベにはシルバー系やグレー系が好相性の傾向。

 


 

サイズ感の目安(ネックレス)

  • 5.0–6.0mm:軽やかに日常使い/オンライン会議でも主張しすぎない

  • 7.0–8.5mm:礼装~ビジネスまで万能(アコヤの“基準”)

  • 10mm以上(南洋/タヒチ):リッチでエレガント、主役級の存在感

 


 

よくある質問(FAQ)

Q1. “花珠(Hanadama)”って何ですか?
A. 元々、日本国内で生産(養殖)される真珠の内、特に品質が良く、貴重で非常に美しいもので、出現率が非常に低い、加工前の浜揚げ真珠のこと。現在は、第三者機関の鑑別書でテリ・巻き・キズなどが総合評価されたアコヤの高品質基準のひとつとして用いられます。オハラパールでは**真珠科学研究所**の鑑別書付き商品もご用意しています。

Q2. 黒い真珠=染色ですか?
A.**黒蝶真珠**は母貝由来の天然色。染色ではなく干渉色による多彩なグリーン/グレー系が魅力です。一方、黒色のアコヤは一般的に染色加工です。

Q3.予算内で何を基準に選んだらいい?
A. ご希望(用途・サイズ・色・予算)をお伝えいただければ、現物を見比べながらご提案します。

 


 

東京で真珠を買う前に読むガイド → 価格感・来店Tips

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